はじまりNEWS
こちらは10年前の私
隣にいるのはプレスのユク(左)
オープンを手伝ってくれたヨシト(中)
下北沢の洋服屋
そこで私たちは出会いました。
そのころの私は
5年間勤めていたフランスのブランド
L.D.B.(LOFT design by) を退職。
自分のお店を作りたいという
学生の頃からの夢に向かって
友人が経営する洋服屋にお世話になりました。
そこで同期として入ってきたのがヨシト
しばらくしてユクがお店を手伝いはじめます。
勉強のためと入ったので
給料と呼べるものはありませんでしたが
これから始まるチャレンジに向けて
私は期待で胸が膨らんでいました。
他の2人も一緒です。
映画関係の仕事から
好きだったアパレルの道を選んだヨシト。
会計の学校を終え
次なる目標を探していたユク。
毎日休みなく出勤していつも彼らと一緒でした。
20代半ばに何かを変えたくてそこに集まり
将来のことやくだらないことを語り合い
いつしか友達を超えた、仲間になっていました。
それと同時に
収入がなく何も進まない
皆がうしろめたさも感じていました。
私もお店を作りたいと前職を辞めたものの
ただ時間が流れていくことに焦りを感じてました。
大学まで出してもらった両親に
申し訳ないとも思いました。
そんな私たちの希望
それが新しいお店を想像することでした。
ACOO というネーミング
それは3人の会話の中から生まれました。
名前の由来は
“anew compilation of orbit” という造語の頭文字と
今までお伝えしてきました。
でも正直申しますと、はじまりは違いました。
始め私たちは
日本的なネーミングを付けたいと思っていました。
そこでふと浮かんだのが
「忠臣蔵の赤穂(アコウ)浪士」でした。
お店を出す勢い的なもの
討ち入りのようなイメージがあったからかもしれません。
さらに話し合いの中で
「フランスのファッションが好き」という共通点から
日本読みもフランス読みもできる
ネーミングが良いのではと思うようになりました。
「忠臣蔵の赤穂(アコウ)浪士」
「フランスのacoo(船着き場)」
日本とフランスを連想させる響き
ACOO(アコオ)に決まりました。
その後すこしずつお店を成長させたい思いから
“常に変化を求めていく”という意味をこめた
“anew compilation of orbit” という造語を当てはめました。
お店の内装も皆で考えました。
覚えたてのイラストレーターで
何度も図面を引きなおしました。
コンセプトからホームページ、ロゴ、袋まで
ACOO のすべてがここから始まりました。
そこにいたのは1年という短い期間。
でも私の人生の中で
とても思い出深い1年となり
貴重な経験をさせてもらいました。
お店ができてからも
事あるごとに2人は手伝ってくれました。
オープン当初はつらい時期もありましたが
皆で作ったお店という責任感
そのことがずっと背中を押してくれた気がします。
そんな出会いの1つ1つ。
皆さま1人1人と出会えたことが
ここまで続けてこれたのだと思います。
本日 ACOO 10周年。
出会ったすべての皆さまに
心からの感謝こめて
皆さま、ありがとうございます!!
ACOO TOKYO 飯島 直哉
ちなみにスタッフ、ユウキは
私たちが出会った店のお隣
お直し屋で働いていました!
人との繋がり、大切ですね。
■ 2013/6/20 のブログを再掲載しております